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結果(第6次遠賀町総合計画)
第6次遠賀町総合計画(素案)に対するパブリックコメントの結果
令和3年9月24日から令和3年10月15日まで実施したパブリックコメントに寄せられた意見とそれに対する遠賀町の考え方をお知らせします。
基本構想について
意見1
31頁 基本目標2 [都市基盤]基本的な方向
「住民誰もが移動する自由を保障する」という考えのもとに公共交通の在り方を検討していただきたい。
意見1に対する回答
公共交通は、子どもから高齢者まで、誰もが移動できる手段の一つであり、今後も利便性の向上を図りながら維持していくべきものであると考えています。そのため、本構想の中で「公共交通は地域を支えるネットワークとして維持するとともに、民間事業者との連携による新たな公共交通の在り方などを検討します」としています。また、「遠賀町地域公共交通網形成計画」の将来像の中で「高齢者等が自動車運転免許がなくても気軽に外出できるなどの安全・安心な移動環境」の構築を掲げており、ご指摘のとおり公共交通の利便性の向上や、少子高齢化が進む中でも公共交通を維持・改善していくための在り方を検討していくこととしています。
意見2
32頁 基本目標3 [子育て]基本的な方向
「将来的には高校生(18歳)までの入院及び外来の医療費を無料化する」ことを入れるべきではないでしょうか。
意見2に対する回答
総合計画は町の最上位計画であり、今後の大枠の方向性を定めるものという位置づけで素案を作成しています。子どもへの医療費助成については、本構想の中で「すべての子どもが健やかに育つよう、…(省略)…医療費助成などの支援体制の充実を図る」としており、具体的な助成内容はこの方針のもと、個別計画などで検討していくこととなります。いただいたご意見につきましては、今後の検討の中において参考とさせていただきます。
前期基本計画について
意見3
13頁 基本施策1-2(3)住宅・住環境
本町には、民間の低家賃アパートが少ない。古いアパートに住んでいる方が家主から立ち退きを求められると転居先に困る。町営住宅にはすぐには入れるわけではないし、また町の中心から離れたところにあるので嫌がる人もいる。戸建ての借家になると、家賃が高くては入れない。将来的には、空き家が増加するかもしれないが、安い借家にしか住めない方の住居を確保することを考慮していただきたい。
意見3に対する回答
本町には町営住宅9団地と県営住宅1団地があります。昨年度、「遠賀町営住宅長寿命化計画」を見直し、その中で町営住宅の適正な供給量の検討を行いました。本計画において「『遠賀町営住宅長寿命化計画』に基づき、町営住宅の改善・長寿命化に取り組みます」としており、今後も計画に基づいた適正な量の町営住宅を維持・管理していくことで、住宅に困窮する方が安心して住むことができる住居を確保することとしています。
意見4
37頁 基本施策3-3-(1)地域福祉 主要な取組方針3 相談支援体制の充実
引きこもりの方の居場所づくりが必要ではないでしょうか。その方たちの意見を聞いて進めていただきたい。
意見4に対する回答
本計画において、「支援を必要とする人に対し、関係部署・機関との連携を密にし、一人ひとりに適した相談支援の充実を図ることで、自立を支援します」としています。引きこもりの方の問題も含め、支援を必要としている人としてとらえており、関係機関との連携の強化と相談しやすい体制の充実を図ることを「遠賀町地域福祉計画」ならびに「遠賀町自殺対策計画」でも取り上げ、自立へ向けた支援へつなげることにより、適切な居場所の確保も図られやすくなると考えています。ご指摘のとおり、当事者および関係者の方々のご意見をよく伺いながら、取組みを進めてまいります。