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遠賀町が60周年という節目を迎えることができたのは、影になり日向になり町を支え、町民を支援してくれている皆さんのおかげです。
60周年を記念して、令和6年4月21日に開催した記念式典において、町や町民を支えてくれている人や団体に対し、表彰を行うことで町からの感謝の意を伝えました。
絵本作家として活動しているさかい みるさんは、町制施行50周年を迎えた平成26年に遠賀町のイメージキャラクター「おんがっぴー」を生み出しました。
おんがっぴーのお腹には「遠賀川」をイメージしたハート型模様や遠賀町の花「スイセン」があり、遠賀町の魅力を伝えるかわいらしさ満点のキャラクターとなっています。
町内外のイベントなどにおんがっぴーが登場した際には、たちまち人だかりができ、子どもたちはもちろん大人にも人気が高く、ぬいぐるみやピンバッジなどのおんがっぴーがデザインされたグッズも大好評です。
おんがっぴーが遠賀町のPRやシビックプライドの醸成に貢献していることに対し、生みの親であるさかい みるさんへ感謝の意を込め表彰します。
池田 邦彦さんは、若松地区にある前川排水機場と鶴ノ前水門の操作人を長年務めています。
前川排水機場と鶴ノ前水門は、遠賀町北部を流れる前川とその支流の河川の水を排水するための施設であり、農業のための水位調整の役割を担うだけでなく、大雨の際には防災上、大変重要な施設です。
貯水量が決まっているため、水位調整が非常に難しく、長年の経験を活かしながら、ほぼ毎日、水門の調整をされてきました。
また、近年激しさを増している大雨対応の際には、遠賀町を災害から守るため、昼夜を問わず排水機場や水門を管理され、長引く豪雨や台風などの際には、夜通し作業にあたることも少なくありません。
水門や排水機場管理を通して、農業振興や防災に寄与された功績に対し、感謝の意を込め表彰します。
後藤 孝洋さんは福岡市に本社を置く、新日本製薬株式会社の代表取締役社長CEOであり、遠賀町出身です。
平成4年に創立された同社は、美と健康の領域で通信販売事業を行っており、東京証券取引所プライム市場へ上場される等、国内外にて幅広く事業を展開しています。
また、同社はプロサッカークラブ「アビスパ福岡」のメインスポンサーも務めており、地域社会への貢献にも積極的に取り組んでいます。
「新型コロナウイルス感染症対策など、困難な行政運営が強いられる中、ふるさとである遠賀町の為に少しでも役に立てれば」と、令和2年に後藤さんから、個人として町に多額の寄附を賜りました。寄附金は町内小中学校における新型コロナウイルス感染症対策として活用しています。
寄附を通じて遠賀町の公益に寄与された功績に対し、感謝の意を込め表彰します。
町では、遠賀町ならではの特色ある事業として、遠賀川を活用したレガッタ競技を推進しています。
藤井 廣樹さんは、毎年5月に遠賀川漕艇場で開催される「おんがレガッタ」において、長年にわたり、初心者から経験者まで数多くの参加者の練習指導に尽力しています。
その指導力は抜群で、チーム全体を鼓舞し、個々へのフィードバックを惜しまず提供するなど、熱心なサポートは参加者の技術力向上や大会の活性化につながっています。
さらに、専門的な知識を活かし、競漕艇の細かな修繕や管理、遠賀川漕艇場内の物品整理や調達を一手に引き受け、競漕艇や艇庫内の管理状況が格段に向上しました。
レガッタ事業の維持と発展への多大なる貢献に対し、感謝の意を込め表彰します。
矢野 孝さんは、毎年5月に遠賀川で行われるおんがレガッタにおいて、長きにわたり「広渡なんでんかんでん」チームの監督兼選手として毎年出場し、全国大会には7度出場しています。
レガッタ経験の有無や老若男女問わず、中学生から高齢者まで様々な人へ積極的に参加を呼びかけ、毎年6~7チーム、合計30人以上を本大会に選出してくれました。
このことは、レガッタの楽しさを多くの人に伝え、さらに広渡地区の住民同士はもとより、他地区の人も巻き込み、人々の交流や本大会の発展につながっています。
レガッタ事業への30年以上にわたる支援と協力、遠賀町のレガッタの競技人口拡大、青少年の育成及び地域の活性化への多大なる貢献に対し、感謝の意を込め表彰します。
[NPO法人つどい代表 松井 力さん]
NPO法人つどいは、遠賀川区で「えがお食堂」というこども食堂を運営しています。代表者の松井 力さんがテレビでこども食堂の存在を知り、その必要性を感じたことから活動が始まりました。
当初は所有する店舗の無償貸出を行う形で進めましたが、調整に難航したため、自身でこども食堂を運営すると決断して事業を開始。現在では、子どもたちや高齢者に食事を提供するだけでなく、寺子屋事業も始め、事情により学校に行けない子どもたちの学びの場づくりにも取り組んでいます。
地域の人々の居場所づくりと、子どもから高齢者まで、食事を囲むことで多くの笑顔の輪を生み出していることに対し、感謝の意を込め表彰します。
[ちくようごはん代表 花田 和美さん]
ちくようごはんは、別府区で月1回、こども食堂を開設している団体です。
代表者の花田 和美さんが子育て支援員を目指しているとき、ちょうど新型コロナウイルスの感染が拡大しました。人と人とのつながりが希薄となっている現状から、子育て世帯が孤立せずに人とのつながりがもてるように、その一助となりたいという思いから、子ども食堂を開設しました。
現在は、でき上がったお弁当を提供することで保護者の負担を軽減し、そこから保護者の心にゆとりが生まれれば、それが子どもたちに還元されるという思いで事業を継続されています。
人と人とのつながりを生み出し、孤立しない子育てと、子育て世帯の負担軽減を支援する取り組みに対し、感謝の意を込め表彰します。
[遠賀町女性防火・防災クラブ会長 筋田 初子さん]
遠賀町女性防火・防災クラブは、町内在住・在勤の女性88人で組織されている自主防災組織です。
「自分たちの地域は自分たちで守る」という共助の精神に基づき、平成19年に設立されて以降、毎年、過去の災害の伝承や防災啓発イベントの開催を行うなど、さまざまな活動を行っています。
女性の観点から、日々献身的な活動を行うことにより、火災予防はもとより地域防災力の向上に寄与してきました。
また、定期的に救急救命講習会などに参加しており、会員のスキルアップも欠かしていません。
災害が頻発化・激甚化している現代において、その活動が町の防災力強化に繋がっていることに対し、感謝の意を込め表彰します。
[遠賀町自治区長会会長 髙崎 一男さん]
遠賀町自治区長会は、町内に23区ある自治会の区長で構成された団体です。
各区では、区民が安全・安心に暮らせるように、防災訓練や防犯パトロール、高齢者への声掛けや見守り活動のほか、買い物支援のためのバスの運行など、区民のために細やかな活動を実施しています。
また、長年にわたって地域での清掃活動や環境づくりに取り組んでいることが評価され、昨年度「第34回全国みどりの愛護のつどい」において福岡県都市緑化功労者知事表彰を受賞しました。
各区が、行政だけでは実施できない地域住民の日常生活の細やかな支援をしていることに対し、各区の代表である遠賀町自治区長会へ、感謝の意を込め表彰します。
[遠賀町商工会青年部部長 八岩 正浩さん]
遠賀町商工会 青年部は、昭和43年に発足され、45歳未満の若手経営者で構成されています。
55年以上の長きにわたり、町の商工業発展と地域活性化のために「まちづくりの原動力」となる、さまざまな取り組みを行ってきました。
平成30年には、遠賀町商工会青年部の設立50周年記念事業として、町内の公園4カ所にキャラクターベンチを寄贈。また、令和4年度からは「みんなの夢応援プロジェクト補助金」を活用して遠賀総合運動公園にあるSLの塗り直しを行い、今年度はSLを活用したイベントも企画しています。
精力的に遠賀町の公益に寄与していることに対し、感謝の意を込め表彰します。
[遠賀町青年部活性協議会会長 原田 一さん]
遠賀町青年部活性協議会は、平成10年4月に発足され、「遠賀町商工会青年部」と「JA北九青年部」のメンバーで構成されています。
農商工連携の先駆けとして地域ブランドの確立を図り、25年以上の長きにわたり、町の活性化に寄与しています。
令和5年度には、開発・普及に長年貢献されている日本酒「遠賀の雫」が「第11回 福岡県酒類鑑評会」の「日本酒 純米吟醸酒・純米酒の部」で金賞を受賞しました。
「遠賀の雫」を通じて、農家・事業者・町民など、地域の固い結束を生む大きな役割を果たしており、また金賞受賞という顕著な成績を収めたことから、感謝の意を込め表彰します。
[ワークセンターおんが代表 安永 憲二郎さん]
ワークセンターおんがは、障がい者福祉サービス事業所として平成20年に島津区で事業を開始。一般事業所への就労を目指し、利用者一人一人の「こうありたい」という思いに寄り添い、叶えられるような支援を行っています。
事業所では、作業時間に施設スタッフと利用者が協力して「にんにく」を丹精に栽培されており、令和2年度から毎年無償で学校給食の食材として提供してくれています。
栄養価が高く、児童生徒の体づくりに有効な「にんにく」の無償提供は、大変ありがたいものです。
事業所の皆さんによる愛情のこもった「にんにく」の提供が、学校給食における食育の向上に繋がっていることに対し、感謝の意を込め表彰します。
[株式会社西部警備保障代表取締役 三好 純子さん代理 崎山 浩幸さん]
株式会社西部警備保障は、警備業として平成19年に遠賀町で設立されました。
会社設立後間もなく、会社の青パトを活用し、町内小中学校の登下校時間に合わせて、朝夕2回の車両巡回を始めました。
以来、今日まで17年以上にわたって献身的に活動を継続。交通誘導や挨拶運動も実施しており、特に朝夕に町内を巡回する青パトは犯罪抑止効果も高く、児童生徒はもとより、地域住民にとっても安心をもたらす心強い存在となっています。
地域に根ざした日常的な児童生徒の見守り活動に長年取り組み、安心・安全なまちづくりへの多大なる貢献に対し、感謝の意を込め表彰します。
※当日、実際に遠賀町スクールガードリーダーをしている同社専務の崎山 浩幸さんが出席しました。
[健愛記念病院理事長兼病院長 溝口 義人さん]
医療法人健愛会健愛記念病院は、平成3年に木守区で開業し、地域に根ざした小回りの利く、きめ細やかな医療を目指しています。
令和2年度からの新型コロナウイルス感染拡大により、小・中学校の運営に不安が増す中、教職員や児童・生徒の新型コロナウイルスワクチン集団接種の対応をお願いしたところ、医療現場も多忙が極まる大変困難な状況にも関わらず、積極的に実施してくれました。
このことが小・中学校の安定した教育活動の継続につながり、児童生徒や保護者に大きな安心を与えました。
病院長をはじめとする病院スタッフ皆さんの尽力と献身的な取り組みに対し、感謝の意を込め表彰します。
[鈴木 聡美さん代理 鈴木 良二さん・鈴木 裕子さん]
ミキハウス所属の鈴木 聡美選手は、パリオリンピック代表選手選考会で、競泳女子50メートル・100メートル・200メートル平泳ぎで三冠を達成。今年の夏にパリで行われる第33回オリンピック競技大会への出場内定を勝ち取りました。
鈴木選手は、幼い頃から田園にあるオールウェイズスイミングクラブで水泳に打ち込み、2012年ロンドンオリンピック、2016年リオデジャネイロオリンピックに出場。ロンドンオリンピックでは銀メダル1つと銅メダル2つを獲得しています。
今回で2大会ぶり3度目のオリンピック出場内定、また競泳史上最年長でのオリンピック代表選出、度重なる自己記録更新など、数々の偉業を達成し続けています。
その諦めない意志の強さやひたすらに努力を継続する姿勢は、多くの人々に夢と感動を与え、遠賀町のみならず日本中を盛大に盛り上げています。
その偉大な功績を称えるとともに、パリオリンピックでの活躍を祈って特別表彰します。