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健康診査は受けた後も大切です

ページID:0019601 更新日:2022年4月27日更新 印刷ページ表示

 定期健康診断や人間ドックを受診した後に、健診結果を確認していますか。健診は受けるだけでなく、その後の行動が重要です。本町の健康診査を受託している、遠賀中間医師会病院おんが病院・おかがき病院、杉町圭蔵統括院長のお話をご紹介します。

元気なときからの健康管理

 遅くなってからの「治療」より、まずは「予防・早期発見」に気を配ることから始めましょう。健診などは、生活習慣病やその他の病気の早期発見、早期治療、そして生活習慣の改善につなげることを目的にしています。しかし、せっかく検査を受けても、結果を活かさなければ意味がありません。もう一度、検査結果を確認してみましょう。

検査値の基準値とは

 基準値とは、健康な人の検査データを統計的に処理して得られた数値で、一般に健康と考えられる集団の95%が含まれる範囲のことです。そのため、健康な人でも基準値からやや外れることもあり、基準値が絶対的なものではありません。一方、病気があっても基準値範囲内の値を示すこともあります。1つの検査の数値だけを取り上げて、「健康」「病気」と明確に判断することは困難です。検査の数値データに一喜一憂するのではなく、判定結果に基づいてきちんと再検査や精密検査を受けたり、生活習慣を振り返ったりするなど、自分の健康は自分で守るように努めましょう。

検査数値の経年変化を見よう

 毎年の健診結果から、数値が基準内であっても、経年変化を確認して数値が悪化していないかをチェックすることが大切です。

◎体重が大幅に増えて(減って)いませんか

◎ある数値が大幅に変化していませんか

気になる結果がある場合には、遠慮なく健康対策係やかかりつけ医に相談してください。

健康診査の結果を活かすために

  1. 再検査、要精密検査、要医療と判定されたら迷わず受診してください。異常があっても早期であればあるほど治療の効果は上がります。
  2. 生活習慣病やがんなど、早期の場合にはほとんど自覚症状はありません。健康診査を年に1回受診し、定期的なからだのチェックをお勧めします。
  3. 病気の早期発見だけでなく、病気の発症を予防する「一次予防」も重要です。経年変化で検査結果が悪くなっているところがないか確認し、食生活や運動、睡眠などのライフスタイルを見直すきっかけにしましょう。