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遠賀町の農家さんは、みんなに美味しくて安全なお米を食べてもらうために、普通よりも手間をかけてお米を作っています。
そのお米は「夢れんげ」という名前でお店に並んでいます。遠賀町の小・中学校の給食は全てこの「夢れんげ」が使われています。
10月に種をまいて、4月にはれんげが満開になり、田んぼ一面が紫色に染まります。
満開に咲いたれんげを田んぼに鋤きこんでいきます。
れんげがお米の良い肥料になるので、「夢れんげ」では、化学肥料を少なくしています。
まず、塩水につけて、沈んだ重い良い種を選びます。そして、種が病気にならないように、消毒します。
「夢れんげ」では薬を使わず、60度のお湯につけて消毒します。温度を高くして、お風呂ですることもあります。
いきなり田んぼに撒かず、箱に土や肥料と一緒に撒いて大事に育てます。
田んぼに水を入れて平らにする「代掻き」をします。
ここで平らになっていないと、稲の育ち方がばらばらになったりします。
代掻きが終わると、大事に育てた苗を植えます。
今は機械で田植えをしますが、昔は一つ一つ手で植えていたので、親戚やご近所みんなでしていたそうです。
苗を植えたあとも、こまめに水の量を調整します。水が多すぎても、少なすぎても稲の成長が悪くなります。
「中干し」と言って、一度田んぼの水を抜いて乾かします。こうすることで根が強くなり、丈夫な稲になります。
しかし乾かしすぎると根が切れて成長が悪くなるのでほどほどにします。
稲が育ってくると肥料が足りなくなるので、「穂肥(ほごえ)」と言って肥料を追加します。
「夢れんげ」では、有機質の肥料を使っています。
稲と一緒に雑草も育つので、農薬を使わずに、草刈機などを使って草を刈ります。一番暑い時期に行うので大変な作業です。
また、病気や害虫が大量に発生すると、稲の取れる量が大幅に少なくなってしまうこともあります。
「夢れんげ」ではここでも最低限の薬しか使いません。
稲刈りは、早すぎても遅すぎても稲の品質が悪くなるので、天気の様子を見ながら決めます。
稲刈りをしたままの状態では水分が多すぎるので乾燥させます。
お米の殻である「籾」を取り除く「籾摺り(もみすり)」をします。このお米が「玄米」です。
小さなお米が多いとベチャッとしやすく、美味しくなくなるので、玄米をふるいにかけて、小さなお米を取り除き、大きいお米だけを残します。
籾摺り(もみすり)までしたお米を袋に詰めてお米屋さんに出荷します。30キログラムの袋を数十袋ずつ、何度も運びます。
玄米のまわりにある「ヌカ」を取るために、「精米」します。
精米すると皆さんが食べている「白米」になり、「夢れんげ」としてお店に並びます。