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遠賀町交通バリアフリー基本構想
基本構想策定の背景と目的
近年、高齢者、身体障害者等が自立した日常生活及び社会生活を営むことができる社会を構築する重要性が増大してきており、そのための環境の整備を推進することが求められています。
公共交通機関を利用した移動は、高齢者、身体障害者等が社会参加をするための重要な手段であることから、移動円滑化を促進することは、このような社会の実現のために大きな意義を持つものです。このような背景を踏まえ、「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律(通称交通バリアフリー法)」が平成12年11月に施行されました。
また、遠賀町では、福岡県福祉のまちづくり条例に基づき、平成15年度に「遠賀町ひとにやさしい福祉のまちづくり整備基本計画」を策定し、全町的な福祉のまちづくりの基本理念及び基本方針等を定めたところです。
今回、交通バリアフリー法の理念に基づき、高齢者、身体障害者等をはじめとしたすべての人が、公共交通機関を利用した移動の際に利便性及び安全性が確保されるよう、移動円滑化(移動のバリアフリー化)を促進するための整備内容を具体化し、「遠賀町ひとにやさしい福祉のまちづくり整備基本計画」をさらに実現性のある計画まで高めることを目的としています。
また、移動円滑化を進めるべき施設は、公共交通事業者、道路管理者、公安委員会など関係者が多岐にわたっているため、実施する整備内容と多岐にわたる関係事業者の役割を明確にしています。